私は何を知っているか?

Mark/まあく タイトルはミシェル・ド・モンテーニュ(1533~1592)の言葉 「Que sais-je?(私は何を知っているか?)」

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中日新聞社刊『新・百景だがや』『時流の先へ 中部財界ものがたり』

私は毎日1時間以上かけて隅々まで読んでいるから、中日新聞の熱心な読者と言えるだろう。たまに目の付けどころがおかしいと思うような記事もあるが、まあそれは中日新聞に限ったことでもない。 報道被害を生んでおいて、しれっと他人事のように報じる某新聞 …

ファッションが資本主義を生んだ 菊地成孔『服は何故音楽を必要とするのか?』/ヴェルナー・ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』

このところの税理士試験の勉強と仕事に加え、カウンセリング、観劇、飲み会、友達の葬儀と休む間もなく続いた後に一段落ついたのがたたったのか、気力の低下と鬱を招いて先週はペースを崩して身体に強制的に休まされていた。いや、世の人々はこの程度のこと…

なぜ税金を払わなければいけないのか?『あらゆる領収書は経費で落とせる』書評

本書は元国税調査官である著者が書いた会計(経費)の実用的解説本。少し前に問題続きの「減税日本」所属の名古屋市議が、政務調査費で購入していることが判明して、中日新聞にでかでかと載せられやり玉に挙げられていたことでも話題になった本。どのような…

お金について学ばないものは損をする

マネーマネジメント検定 大学でイベントビジネスを教えるO先生が、お金に関する著書の多い泉正人さんを招いて、マネーマネジメント検定の講座が行われたので参加してきた。どうやってカネを儲けるかというガツガツした話ではなく、お金は使い方次第でものす…

新聞は何を言っているか

政治的な事柄を右だ、左だと単純な評価軸の上に並べてラベリングすることは好まないが、こうもはっきりと立場が分かれるとそういう分類も合理的かと思いもする。左翼側から朝日、毎日、読売、産経、と各紙の社説を並べてみるとその差は歴然とする。何も考え…

角川春樹×佐々木譲トークショー@旭屋書店なんばCITY

佐々木譲の北海道警シリーズ4作『巡査の休日』が発売された。そして『笑う警官』が角川春樹監督で映画化もされることになった。興味は持っていたものの、未だに一つも手つけてなかったり。広告を見かけて、トークショー&サイン会があるということで丁度良い…

山田詠美『ぼくは勉強ができない』

コスモ読書会で読んだ本。勉強だけできても人間としてどうしようもない、という過激なテーマにして高校の国語教科書に採用されたりとなかなか曰く付きの話である。確かに面白い。魅力的な登場人物、ぐいと引き込まれる展開。面白くてさくさく読めてしまうの…

ドラッグについて学ぶ一冊(追記)

「よりみちパン!セ」 理論社の「よりみちパン!セ」は「中学生以上すべての人たちへ。」をテーマにした学校や家庭では学べないことを教えてくれる人生の教養書シリーズ。 http://www.rironsha.co.jp/special/series/index.htmlアマゾンのレビューでも多くの…

性犯罪被害者を救うのに必要なのは「理解」だ。

著者の女性は、仕事帰りの夜道、車の中に連れ込まれ強姦の被害に遭った。この本には被害を受けた女性の心理がありありと綴られている。頭の中が真っ白になり、抵抗する気力も、感情もなくなってしまう。自分を護りきれなかったことに罪悪感を感じ、無力感を…

読書することと情報の整理の仕方

本書『読んでいない本について堂々と語る方法』はパリの大学で文学を教えるピエール・バイヤール氏が2007年に出版するやベストセラーとなり、世界中で翻訳出版されている。訳者の大浦康介氏があとがきで言うように、原題の直訳は「読んでいない本についてい…