私は何を知っているか?

Mark/まあく タイトルはミシェル・ド・モンテーニュ(1533~1592)の言葉 「Que sais-je?(私は何を知っているか?)」

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支払手段別(現金、カード、金券等)、費目別、年間の集計機能付き家計簿excelブックを公開

家計簿として使えるexcelファイルを公開します。このexcelブックは、私が個人用に2008年頃に作成し以後使っているものです。もともと6月に下記のページがはてブで反響を得ていて、私も便乗して公開しようと思っていたのですが、その後税理士試験の勉強などで忙しいふりをして紹介文を書き上げられず放置してしまいました。今頃アップしても誰にも気付かれないような気がしますが、2か月以上開きっぱなしだったブラウザの編集ページから今公開ボタンを押します。

私たちの日常の生活ではクレジットカードや、edySuicaなどの電子マネーを使うことも一般的になり、また図書カード等の金券を使う機会も多いです。従来の家計簿への不満は、それらの多様な支払手段に対応していないことでした。excelを使うことでそれらの記録や分析が簡単にできるはずなのに、なぜかそのような目的に対応したテンプレートは私の知る限り公開されていませんでした。巷にあるのは紙の家計簿をそのままの体制でただ電子化しただけのexcelファイルです。

今や我々の収支状況は現金の出入りだけでは把握できません。かといって支払手段別に家計簿を付けるなんて面倒なことはしたくありません。以前はカード利用記録帳と、現金出納帳を別につけていたのですが、実用的でないため一つに統合することを目的としてこのexcelブックを作成しました。

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この収支計算書の特徴

  • 一件一行の記入で、支払手段別(現金、カード、金券等のお金の動き)と、費目別(何に使ったか)の2つの自動集計に対応。
  • 費目をプルダウンメニューから選び金額欄に記入するだけの簡単でミスのない入力。
  • 入力後にフィルター機能で選択すれば、簡易カード支払明細書としても使用可能。
  • 例えば、カードや図書券で本を購入しても、書籍費として合わせて計上し月次、年次の購入額の分析が可能。
  • 費目の使い分けで経常的な項目と非経常的な項目(例えば、通勤・通学に使う[日常交通]と、[その他交通][旅行費])の分離分析が可能。
  • 入力欄はたっぶり140行。使った日だけ自由に入力。
  • 代表してカードで払った場合のお金の流れを記録可能。


このexcelファイルの構成は以下のようになっています。このブックは、1月から12月までの12枚の入力用シートと、費目分類の参考にする「凡例」、「レポート」のシートで構成されています。

各月の入力用シートには一件一行の入力欄が140行続きます。ユーザーが入力するのはこの部分のみ。それ以外の場所は関数等を間違っていじらないためにロックがかけてあります。必要があれば、パスワードはかかっていないので解除してください。(メニューバー>ツール>シートの保護)

右側にDSUM関数を使用した集計欄があり、ここで求められた数値が、見やすいように下部の「費目別集計」欄に転記されます。(今思えばSUMIF関数を使うだけでできたような気がしますが。)

各月に入力し求められた数値は、自動的にレポートページに転記され年間の集計として表示されます。


このファイルの使用法

以下使い方を解説します。

一件一行の記入で、支払手段別(現金、カード、金券等のお金の動き)と、費目別(何に使ったか)の2つの自動集計に対応。

記入するフィールドは左から順に[日付][(使用した)場所、店][費目][内容・内訳]、さらに金額記入欄が続きます。一番右の集計用の合計欄には自動的に反映されます。(初期状態では選択できません。)上部の青色になっている行は、毎月決まって支出がある固定費記入欄。その下に続く灰色の行が変動費項目記入欄です。

1月のシートには記入例として適当な項目が入れてあります。範囲を選択してdeleteしてから使ってください。

費目をプルダウンメニューから選び金額欄に記入するだけの簡単入力。

費目はプルダウンメニューから選択できる(セルの右側をクリック又は、[Alt]+[↓]キー)ので表記を誤って集計に反映されないことがありません。使用した場所や内容等は詳細に記入することも出来ますし、面倒であれば省いて構いません。最低限、費目と金額が入力されていれば集計可能です。日付は入力すると内部的には1900年1月の日付になりますが、表示形式で日のみの表示にしています。日付は他の場所で特に参照していないので参考程度です。

入力後にフィルター機能で選択すれば、簡易カード支払明細書としても使用可能。

フィルター機能は[カード使用額]の右側にある▼を選択してください。数字が記入されている行だけを絞って表示することができます。

例えば、カードや図書券で本を購入しても、書籍費として合わせて計上し月次、年次の購入額の分析が可能。

どの支払手段で払っても費目には合計値が計上されます。図書カードで1000円分を支払い、残り980円を現金で支払った場合にはそれぞれの欄に金額を記入すると、書籍費1980円も自動的に計算されます。

入力欄はたっぶり140行。

たくさん買い物する日もあれば全くお金を使わない日もあるので、日付はあらかじめ切ってありません。使った日だけ自由に入力。

代表してカードで払った場合のお金の流れを記録可能。

例えば、飲み会で幹事をしてカードで15000円払い、友人から12000円回収した場合に、お金の流れをそのまま記録することが可能です。費目別集計には外食費として3000円のみが計上されます。(収入と支出欄に同時に記入すると収入欄の集計が狂うので支出欄にマイナス計上してください。1行に記入できない時は、2行に分割してください。)


入力欄の下にある集計欄にはそれぞれの値が集計されて表示されます。


[凡例]シートは費目選択の参考にご使用ください。もちろん、分類の基準はご自分の利用状況に応じて変えてください。


[レポート]シートには各月のシートから集計値が転記され、一年を通しての比較ができるようになっています。


当該期間に発生した収入と支出を記録することを目的とし、出納帳として(今財布にいくら入っているかを把握)は使っていないため、「前月からの繰り越し」欄はありません。ただし収支を記入すれば随時差し引き計算されるので、月頭に「費目を「援助」等で代用、摘要に繰り越しと記入、収入金額」の一行を記入し、月末締め後に収入からマイナスすることで対応可能です。



費目は私の個人的分析のために作成したため一般的でない分類も含まれています。各自工夫したり、改良してご使用ください。