私は何を知っているか?

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「はてな」からの返答と、クレームを入れることについて

皆様、ごきげんよう。続報です。「はてな」からメールに返答を頂きましたのでここに掲載し、続いて私の返信を載せます。


この記事から初めてご覧になった方は、以下の記事からご覧ください。

私の送った質問と「はてな」からの返答

質問1

サポート窓口の返答が遅い、又は返答がないという事例が、私以外にも報告されています。これはwebサービスを有料で提供する事業を営む会社 として、適切な体制がとられていないと私は考えますが、御社の見解をお聞かせください。また今後何らかの対策を行う予定がありますか?
質問2

はてなダイアリープラスで、PC版とモバイル版では表示の有無を選択することが出来るGoogle Adsense広告を、スマートフォン版では一律に表示させないこととしているのには、何か合理的な理由があるのですか?

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「はてな」の有料サービスが説明通り提供されていないことについての問い合わせにまともに返答しない会社の見解をお伺いしたい

これまでの経緯と事実確認

私(はてなid:mark_temper)は、以前より、はてなダイアリー株式会社はてな(以下「はてな」と言う。)の運営するサービスを利用してきました。そして5月17日よりはてなダイアリープラスに加入しました。

はてなダイアリープラスに加入すると、はてなダイアリーモバイル版においてGoogle Adsense広告が掲載され、収益を得ることができるとの説明を見て加入を決めました。しかし、加入後に設定をしても、当初期待したような挙動ではありませんでした。(この点については私の誤解もあったのですが、後述します。)

なぜ説明通りadsenseが掲載されないのか、原因がわからないため、5月24日、はてなサポート窓口にメールを送って尋ねたのですが、返答がなく、6月9日に催促したところ一度返信がありましたが、その後こちらからの質問に返答はなく、長く放置されていました。


この経緯は、はてな匿名ダイアリーに投稿し、このような対応は常識的なものであるのか、はてなユーザーの意見を募りました。

この件につき、7月1日、不具合であった旨と該当者に対しサービスの無償提供措置が公表されていることに気付きました。

はてなダイアリーアフィリエイト設定で、Google AdSenseの「モバイルコンテンツ向けAdSense」の設定が反映されない不具合がありました。原因は広告表示仕様の確認漏れで、現在は修正済みです。ご利用のユーザー様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。再発防止に努めるとともに、はてなダイアリープラスの適用期間を無償で延長させていただきます。


(省略)

はてなダイアリープラスの期間延長について

この不具合の対象となったユーザー様には、下記の通り、はてなダイアリープラスの適用期間を無償で延長いたします。

(省略)

延長方法

Google AdSense側の設定を確認することが難しいため、利用された皆様からの申請を元に、期間延長を対応いたします。

上記1〜3のすべてを満たす方は、「お問い合わせフォーム」より「対象のはてなID」を明記の上、はてなダイアリープラス期間の延長をご申請ください。申請内容を確認次第、はてなダイアリープラスの期間を延長させていただきます。


しかし、7月2日現在、私に個別の連絡は頂いていません。
7月2日、メールを受け取りました。返信が遅れたことの簡単な謝罪と、無償延長について触れてありました。


モバイル版とスマートフォン版について

はてなダイアリーには、現在表示しているPC版とは別に、モバイル版スマートフォン版のビューがあります。

はてなの説明にある通り、モバイル版では、プラスに加入し設定を済ませると、ユーザーの収益になる広告が掲載されるようになります。

無料ユーザー(はてなダイアリープラスを利用していない)
はてなの広告が掲載される
有料ユーザー(はてなダイアリープラスを利用している)
Google AdsenseIDを未設定 → 広告は掲載されない
Google AdSenseIDを設定済 → ご自身の収益になる広告が掲載される

フィーチャーフォンで「モバイルコンテンツ向けAdSense」の設定が反映されない不具合について(修正済み) - はてなダイアリー日記

これはスマートフォン版でも同様であると当初思っていて、スマートフォン版からの収益を期待して加入したのですが、それは私の誤解でした。スマートフォン版を表示してみるとわかりますが、広告は全く表示されません。スマートフォン版には広告を表示しない方針なのかというと、誰かの適当なはてなダイアリーを表示してみるとわかりますが、無料ユーザーのスマートフォン版には広告が表示されています。

つまり、スマートフォン版では一律に、

無料ユーザー(はてなダイアリープラスを利用していない)
はてなの広告が掲載される
有料ユーザー(はてなダイアリープラスを利用している)
→ 広告は掲載されない

となっているようで、これは既定の動作であるようです。


アクセス解析によると私のダイアリーには、現在一日約800件ほどのアクセスがありますが、Google Adsenseのレポートを見ると、400件程度のページビューしかないため、約半数は広告のないスマートフォン版で表示されていると思われます。そのことはアクセス解析のURLからもわかります。私のblogでは例えば、このページのようにiPhoneで直接検索してくる人の方がPCから見る人よりも多いページもあります。

Google Adsenseのレポートによれば、6/16から「モバイル コンテンツ向け AdSense」がカウントされるようになったため、同日からはてなのシステムが修正されモバイル版に広告が表示されるようになったと思われます。ただし、モバイル版は現在アクセスが非常に少なく、一日10件から20件で、収益は全く発生していません。


なぜスマートフォン版では、モバイル版のように広告の有無を選べるような設定になっていないのか、疑問が残ります。そもそもモバイル版とスマートフォン版の違いについて説明しているページが、はてなのヘルプ内に見当たらないように思いますし、私のようにモバイル版とスマートフォン版を混同する人も相当数いるだろうと思います。

スマホが普及している現在では、モバイル版を開いて、モバイルコンテンツ向けAdSenseが表示される人はかなり少なくなっていると思われ、スマホ版にも表示されないのなら、はてながこのオプションを用意すること自体にほとんど意味がないです。(ちなみにPCからモバイル版のURLを表示しても、モバイルコンテンツ向けAdSenseは表示されないようです。)

当方からの要望と質問

株式会社はてな 代表取締役 id:jkondo
サポート窓口担当者様


御社がこの不具合を知覚したのは、私の問い合わせメールがきっかけであったと思われ、事実の公表と対応のリリースと同時に、私に対しては個別に説明を行うのが当然と考えます。ダイアリープラスの無償提供についても、私から改めて申請しなければいけないのでしょうか?既に当方からお送りしているメールに対し速やかにご連絡頂きたく思います。


併せまして、御社のサポート窓口の体制には非常に不満を持っております。5/24に最初にお送りしたメールについて返答が遅れたこと、6/18にお送りしたメール以後、現在に至るまで返信がないことについてです。(フォームからの自動返信メールには「数日から1週間程度」で返信する旨の記載がありました。)謝罪して頂きたく思います。


並びに、この要望を妥当と考えるかは御社の考えにお任せしますが、当方としては以下の質問にお答え頂くことを要望します。この内容については、既にインターネット(はてなダイアリー)上に公開しているものです。これは、本件に関する私の利害のみならず、既存又は将来のはてなユーザーの公共の利益に資するものであるとの考えに基づき行っています。御社からの返答の内容、又はその有無についても公表させて頂く予定です。

質問1

サポート窓口の返答が遅い、又は返答がないという事例が、私以外にも報告されています。これはwebサービスを有料で提供する事業を営む会社として、適切な体制がとられていないと私は考えますが、御社の見解をお聞かせください。また今後何らかの対策を行う予定がありますか?

質問2

はてなダイアリープラスで、PC版とモバイル版では表示の有無を選択することが出来るGoogle Adsense広告を、スマートフォン版では一律に表示させないこととしているのには、何か合理的な理由があるのですか?


サッポロ「極ZERO」、異例の税率区分変更を酒税法から考える

サッポロ「極ZERO」国税庁の打診を受け異例の税率区分変更へ

サッポロビールが新ジャンル商品(リキュール(発泡性)①)として去年6月から発売していた「極ZERO」が、国税庁の打診を受け、低率課税である「リキュール(発泡性)①」の区分に該当しない可能性を発表した。7月から発泡酒として再発売するが、現在までに販売された商品についてこの区分が認められないこととなると、修正申告が必要となる。発泡酒として再発売するということは、「リキュール(発泡性)①」でなく「発泡酒」であることを事実上認めたのではないかと思う。しかし、サッポロの談ではあくまでも「リキュール(発泡性)①」に該当するものと認識しているが、仮に認められなかった場合修正に伴う延滞税の額が膨らむことを懸念して自主的に修正申告を行うとしている。

(前略)今年1月に国税当局から、適用税率の区分を確認するために製造方法の情報提供を要請され、サッポロでも自主的に検証を続けてきた。現在も検証作業を行っているが、「酒税法に関する法令解釈に沿った形での事実確認には至っていない」という。ただ、時間が経過するほど延滞税が膨らむため、検証作業で結論は出ていないものの、自主的な修正申告を行うことを決めた。

同社では、当初の税率区分通りの「リキュール(発泡性)1」に該当すると認識しているという。このため、今後も自主的な検証作業を続け、確認できた場合には、税金還付のための更正申請を行うことも念頭に置いている。


サッポロHDが追加酒税116億円を特損計上、「極ZERO」問題で | Reuters


 そのような中、国税当局より「極ZERO」の税率適用区分に関連し、製造方法に関する情報提供の要請がありました。当社は、「極ZERO」は酒税法上「リキュール(発泡性)①」に該当するものと認識していますが、当局の酒税法に関する法令解釈を確認しこれに沿った上で、当局から要請された資料、データの自主検証を行ってきました。
 
 現在もその検証作業を慎重に進めていますが、当局の酒税法に関する法令解釈に沿った形での事実確認が現時点ではできておらず、今後の検証の結果、「極ZERO」が「リキュール(発泡性)①」に該当しないこととなった場合(注3)、多くのお客様、お取引先様にご迷惑をおかけすることになります。
 
ついては、今般「リキュール(発泡性)①」として販売している現行「極ZERO」を自主的に一旦終売することとし、お客様の期待する「プリン体0.00」「糖質0」というコアバリューを今後も維持していくために、製造方法を一部見直し「発泡酒(麦芽使用率25%未満)」として再発売します。
「サッポロ 極ZERO(リキュール(発泡性)①)」5月下旬製造分をもって終売(2014年6月4日) | ニュースリリース | 会社情報 | サッポロビール

6月4日の会見でサッポロビールの尾賀真城社長は、「『極ZERO』は現行の税率区分(発泡酒にスピリッツを加えたもの)に該当するものと認識している。ただ、今後の検証の結果、該当しないと判明した場合、多くのお客様やお取引様にご迷惑をおかけすることになるため、自主的に終売を決定した」と説明した。

 会見では、自主検証のポイントや、具体的に何が問題なのかについて、繰り返し質問が出た。しかしながら、「原料となる発泡酒の製造方法で、国税当局から照会を受けている。それ以上は製品開発上の営業秘密のため説明できない」(時松浩取締役)と言うばかりだった。

(中略)

翌5日、サッポロHDの株価は前日比で6.6%下落、30円安の426円となった。
サッポロ、「極ZERO」販売終了の波紋(東洋経済オンライン) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス

サッポロの株価日足チャートを以下に示すが、会社の会見を受け5日に急落している。116億円の特損計上は、今期利益予想の50億円を吹き飛ばして赤字転落となるインパクトを持つもので当然の反応だが、株価はその直前に上昇を見せており、空売りをかけるには絶好のタイミングという、怪しさの伴う動きである。


サッポロホールディングス(株)【2501】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス


酒税のしくみから解説

酒税は消費税と同じ性格で、消費者が払った金額のうち酒税に相当する金額を製造者(サッポロ)が税務署に納付することになっている。本来は製造者からの出荷の時点で商品価格に反映されているのだが、「発泡酒」より低率である「リキュール(発泡性)①」で計算して既に売ってしまったものを、消費者から新たに回収するわけにいかないので、この分の差額は製造者が全て負担することになる。この分の差額が約100億円、プラス16億円が延滞税ということだ。


酒税の税率は以下に示す。

どの酒がどの区分に属するのか一般の人には分かりにくいと思うので、判定基準を後の項でスライドで図解している。

新ジャンル戦争(低課税の新商品を開発するビールメーカーと税収増を狙う国税庁の戦いの歴史)

(この項は後日詳しく書くかもしれません。)

酒税の税率は、概ねアルコール分1度で1万円となるように設定されている。焼酎であれば、25度で25万円、30度で30万円といった具合である。ウイスキーは37度未満でも最低37万円であったり、清酒は大体15%程度だが固定で12万円であったりと、品目により異なる。

これを見ると5%程度であるビールが22万円と高く設定されているのがわかる。これは国内で最も消費されている酒類がビールであることによるものだろう。平成24年度の酒類の国内消費数量8,538千キロリットル中、ビールは2,685千キロリットルである。他は、清酒593、しょうちゅうは甲類乙類合わせて908、果実酒は321、ウイスキーは99等。これでもビールは平成6年の7,057から減ってきており、代わりに発泡酒、ついで「第3のビール」(品目上は、リキュール、その他の醸造酒に含まれる。)が伸びている。*1

このようにビールの税率は高いので、メーカーでは、ビールの定義に当てはまらない(=ビールほど高い税金がかからない)が、ビールのような味がする酒を造ろうと開発を行ってきた。これが発泡酒や「第3のビール」と呼ばれる、ビール系飲料である。これらビール系飲料の歴史は低課税の新商品を開発するビールメーカーと税収増を狙う国税庁の戦いの歴史であった。



平成6年(1994年)10月、サントリーが麦芽比率を65%に抑えビールの定義に該当しない「ホップス」を発売した。これが発泡酒の始まりである。これに国税庁は1996年、早速、発泡酒の税率を引き上げている。それでもビールより税率の低い発泡酒はビールに変わる酒として売上を伸ばしていたが、平成15年(2003年)の改正で発泡酒の税金がさらに引き上げられた。メーカーは新たな道を選ぶことにした。原料に麦芽を使用しないことや、発泡酒に別の酒を混ぜることで、ビールや発泡酒の定義を外れながら、味はビールに似ている酒。「第3のビール」の開発に乗り出すのである。



ビールでも発泡酒でもない「第3のビール」を開発したメーカー。国税庁は再び「第3のビール」をターゲットにして税率を高くする改正を行おうとした。2006年の改正では、それまでの酒類の分類を整理し、大きく4つに分類することとした。醸造酒類、蒸留酒類、混成種類、そしてビール系飲料等を包括的に含めた発泡性酒類である。さすがにこのときはメーカーも怒って訴訟になりそうになったため、その時点までに発売しているメーカーの製法と原料のみを政令で指定し、低い税率を適用させることとした(2006年)。

現行の酒税法で、「その他の醸造酒(その他の発泡性)」「リキュール(その他の発泡性)」に分類されるビール系飲料のうち、政令で指定された特定の原料を使用しているもののみに8万円の税率が適用され、「その他の醸造酒(発泡性)①」「リキュール(発泡性)①」と表記される。①は丸囲みの1で、法第23条《税率》第2項第3号かっこ書きに規定する「ホップ又は財務省令で定める苦味料を原料の一部とした酒類で同号イ又はロに該当するもの」を意味する。(①が機種依存文字で正しく表示されていない可能性がある。)*2「その他の発泡性酒類①」に適用される8万円は、みりんを除いた酒類では最も安くなっている。



「その他の醸造酒(発泡性)①」「リキュール(発泡性)①」と定義されるものは、登場時はそれぞれ「第3のビール」「第4のビール」とマスコミで呼ばれていたようだが、最近ではこれら二つを合わせて「第3のビール」と呼ぶようになってきたらしい。メーカーでは「新ジャンル」と呼称している。

それぞれを区別するため、以下では「第3のビール」「第4のビール」と分けて呼ぶこととする。

「極ZERO」の税率区分について

ヒール系飲料の判定の順序と基準をスライドで図解してみた。「第3のビール」「第4のビール」であるためには、少なくとも上位区分であるビール、発泡酒に該当しないことが必要である。その上で政令で指定された特定の原料・製法である場合のみ「その他の発泡性酒類①」の8万円が適用される。

ビール系飲料(発泡性酒類)の酒税の税率区分早見表(1キロリットル当り)


税率は酒税法では製造数量1キロリットルを基準に定められている。350ミリリットル当りに直すと、220,000円→77円、80,000円→28円となる。


極ZEROについてサッポロは、従来から「リキュール(発泡性)①」=「第4のビール」であるとしてきた。国税庁から横やりが入ったということは、「第4のビール」として認められる政令で指定された特定の原料・製法に該当しなかったか、又は発泡酒の定義に該当してしまったかのどちらかである。


極ZEROの、従来の原材料表記と、リニュアールして新発売される原材料表記は以下の通りである。

発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・苦味料・カラメル色素・スピリッツ・水溶性食物繊維・エンドウたんぱく抽出物・香料・酸味料・安定剤(アルギン酸エステル)・甘味料(アセスルファムK))・スピリッツ(大麦)

麦芽・ホップ・大麦・苦味料・カラメル色素・スピリッツ・水溶性食物繊維・エンドウたんぱく抽出物・香料・酸味料・安定剤(アルギン酸エステル)・甘味料(アセスルファムK)

具体的には、発泡酒にスピリッツを加えた後に発酵が生じていた可能性(その場合リキュールとならない)や、発泡酒の原料になっているスピリッツの原料が麦・麦芽由来のスピリッツであった可能性(その場合、発泡酒の定義を満たさず、それにスピリッツを混ぜても特定の製法に該当しない)、等が考えられる。

「原料となる発泡酒の製造方法で、国税当局から照会を受けている。それ以上は製品開発上の営業秘密のため説明できない」というコメントから推測するに、後者が当てはまるのではないかと予想するが、断定はできない。エキス分が2度に達していない等他の要件を満たしていなかったという可能性もある。


ビール系飲料は、制定の経緯から区分が複雑なものになっている上、製法の特許も絡み恐らく製法自体も複雑になっていてどの時点で原料を投入したか、発酵が生じたか、等が簡単に判別できないようになっているのではないか。正直自分で書いていて、何が該当して何が該当しないのかよくわからなくなってくる。


発泡酒として再発売されたサッポロ「極ZERO」

参考文献

酒全般に関する所轄行政官庁は、財務省(←国税庁←税務署)である。食品衛生を取り扱う厚生労働省でも、農林水産省でもなく、財務省であるのは、酒が古くから国の租税収入源として重要な地位を占めてきたことを表していると言えそうだ。国税庁のサイトでは統計資料も充実している。

この本は、財務省所管の独立行政法人、酒類総合研究所が公開している「お酒のはなし」(情報誌・上記のサイトで無料でpdf公開されている。)を再編集したもの。様々な種類の酒の製造方法や歴史等が、写真や図表入りでコンパクトにまとめられているので、手元に置いておくのにいい。

それでもGMOとくとくBBと契約しようという人は、心得ておいた方がいいこと

これまでの経緯

私はGMOとくとくBBでWiMAXの契約を結び使っているが、トラブルに遭った顛末を記事としてまとめてきた。

この記事は、当blogへの検索による流入アクセスの上位を占め、コメント欄には「被害報告」とも言うべき多数の事例が寄せられている。GMOとくとくBBの評判を知りたいという方には参考にしていただけるものと思う。これを見て行くと、GMOとくとくBBが、不親切で不適切な広告やサポート体制を持ち、不満を持っているユーザが相当数いることがわかる。

具体的には後述するが、明らかなシステムの不備と思われる誤請求等の事例もある。一方で、単なるユーザ側の確認不足と思しき事例も散見され、非常にわかりにくく不親切ではあるものの、GMOとくとくBB側は一応契約を履行しているので、それをもって「詐欺だ!」「騙された!」と言っている一部の方々には、残念ながら全面的に同意はできないものもある。

私自身のことを言えば、不手際や対応の不案内に見舞われ、GMOとくとくBBに対する印象ははっきり言って、よくない。だが契約面では、一応当初目論んだ通りの料金で、インターネット接続のサービスも問題なく使えているものであり、それ以上でも以下でもない。

それでもGMOとくとくBBと契約しようという人は、心得ておいた方がいいこと

結論として先に申し上げておくが、GMOとくとくBBは「安かろう悪かろう」である。期待通りのサービスが提供されないリスクがあること、その場合に自己の権利を根気よく主張して交渉する能力が必要であること。この点を十分に理解した人以外が契約することは、お勧めしない。

海外で暮らした人の話を聞くと、日本のような行き届いたサービスや常識が通用しなくて、困ったということがよくある。GMOとくとくBBに対しても同じように思っておいた方がいい。何か商品を買ったにしても、電気や水道等のインフラサービスにしても、不良品だったり、当初の説明通りにサービスが受けられないことがあり、契約の条件や請求書の内容をよく確認して、間違っていたら権利を強く主張して自己防衛に努めなければ損を被る。日本のように最初から全てのサービスが滞りなく提供されるのはまれだという考え方だ。

そういう手間や時間が惜しいという方は、やはり信頼できる会社を選ぶべきだ。多少高くなっても、そういう何かあったときのサポート料金が含まれているものと思って、他のプロバイダと契約した方がいい。

GMOとくとくBBの営業手法

GMOとくとくBBのどのような点が不親切で悪質であるのか、根拠を書かないとただの名誉毀損になってしまうので、具体的に以下に指摘し、まとめておく。

▲5月31日時点のGMOとくとくBBトップページ

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誕生日パーティというものをやってもらったことがない俺が誕生日について書く

先ほど日付が変わって終わってしまいましたが、誕生日なので用意していた身辺雑記的な記事を久しぶりに書きます。


今日は俺の誕生日です。ありがとうございます。

普段自分の年齢にあまり関心がないので、よく忘れます。どれくらい関心がないかというと、たまに年を聞かれた時に定かに答えられなくて、27だっけ8だっけと生年から計算して思い出すくらい。即答できないので、サバ読んでるんじゃないかと思われていやしないかと心配になります。今計算したら今年で29歳のはずです。ありがとうございます。


自分の年齢って覚えてるもんなんでしょうか。家族の年齢もよく知らないです。こんな調子ですから、他人の血液型までいちいち覚えてる人って、もう意味がわからないですよね。輸血が必要になった時に助けてくれるのでしょうか。


生涯で自分の誕生日パーティーというものをやってもらった記憶がないです。記憶から消していたらごめんなさい。何かのついでにやってもらったのを除けば、たぶんないと思います。何かのついでにやってもらったことはあるみたいに、今書きましたが、それもあるのか・・・?


人の誕生日に花を贈るのは好きなので、何度か送ったことがありますが、もらったことはありません。


当時付き合っていた彼女に頼んで祝ってもらったことが確か二回あります。一人は誕生日の前後に喧嘩していて後でやってもらったので、もう一人は事前にリクエストしておかないと記念日的な日でも普通に仕事を入れる人だったので。

まあパーティーとか緊張してどう振る舞えばいいのかわからないので別にいいのですが、誰にも祝ってもらえないという事実は結構堪えます。俺のFacebookにイイねをしてくれるのはKさんだけです。facebookには毎月のようにシャンパンタワーの画像が流れてくるので指をくわえて見ています。経済活動を活性化させる素晴らしい人たちです、と悔し紛れに書いておきます。


大体毎年誕生日の前後は鬱になるので、今年は二週間前から心の準備をして調整してきました。というわけで、言葉だけでいいので祝ってください。よろしくお願いします。ありがとうございました。


友達のM君が同じ誕生日です。おめでとう!


この記事のキャンペーンで、「はてな」からプレゼントを頂きました!ありがとうございます。


今まではてなにお金を払ったことがなかったので、この機会にはてなダイアリープラスに加入してみました。よろしくお願いします。ただ、それに関連してフォームから質問を送ったのですが10日経っても返事が来ません。

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中日新聞社刊『新・百景だがや』『時流の先へ 中部財界ものがたり』

私は毎日1時間以上かけて隅々まで読んでいるから、中日新聞の熱心な読者と言えるだろう。たまに目の付けどころがおかしいと思うような記事もあるが、まあそれは中日新聞に限ったことでもない。


本紙連載中から注目していたシリーズをまとめた本が2冊出たので買った。写真部編集の『新・百景だがや』と、経済部編の『時流の先へ 中部財界ものがたり』。この地方以外でどれくらい出回っているのか知らないが、なかなか面白い本なので興味のある方には是非手に取って欲しいと思い、紹介しておく。(余談だが、最近では購入翌日には届くこともあって重宝しているAmazonで、4月30日に注文したら倉庫に在庫がなくて取り寄せていたのか、到着まで13日もかかった。


中日新聞の連載と言えば、大沢在昌の連載小説『雨の狩人』も良かった。暴力団対策法の強化で、暴力団の存在そのものが難しくなった。結果として反グレ集団のように地下化して、警察が犯罪者集団を捕捉できなくありつつある現状を描いた、リアリティのある小説だった。これも単行本化されたらもう一度読んでみたい。

連載小説と言えば、先日お亡くなりになった渡辺淳一氏の『愛の流刑地』は、日経新聞に連載されていた当時私は楽しみに読んでいた。氏のご冥福をお祈りします。

『新・百景だがや』

『新・百景だがや』には、あっと驚くような視点で街の風景を切り取って見せる写真が収録されている。その日その瞬間しか見られないイベント的なものから、その地に住んでいる人にとっては見慣れている日常の光景だけど外から来た人には「なんだこれ」と思わず言ってしまう珍スポットまで。新聞に載る写真を参考にしているアマチュアカメラマンも多くいるだろう。









『時流の先へ 中部財界ものがたり』

こちらは中部を代表する企業の勃興の歴史を、当事者の子孫などにあたり綿密な取材に基づいて書いたもの。郷土史としても、ビジネスの指南書としても、あるいは財を成した経営者たちの伝記としても楽しめる。明治期の激動の時代をどう過ごしたか、大戦に際しどう対応したか、画期的な発明やビジネスモデルはどう誕生したのか。記者の取材に対し、当初は証言を拒む関係者もいて苦労したようだが、連載が進むうちに好評となり話をしてくれる人も出て来たという。


現在紙面では満を持して、トヨタのシリーズが連載されているから、これも追って単行本化されるだろう。

 第1章「よみがえる松坂屋」 (松坂屋CBC
 第2章「電力の鬼」 (中部電力大同特殊鋼など)
 第3章「東海銀行の誕生」 (東海銀行
 第4章「走り出す名鉄」 (名古屋鉄道名鉄百貨店明治村名古屋テレビ塔中部ガスなど)
 第5章「陶磁器を世界へ」 (ノリタケ日本ガイシ日本特殊陶業、TOTO、INAXなど)
 第6章「名古屋財界三派の興亡」 (岡谷鋼機タキヒヨー、瀧定、東邦ガス東洋紡名古屋証券取引所など)
 第7章「醸造の里 知多」 (ソニー、盛田、ミツカン敷島製パンココストアなど)
 第8章「広がるものづくり」 (ブラザー、リンナイオークマなど)
 第9章「零戦から始まった」 (三菱重工川崎重工中島飛行機愛知時計電機
 第10章「世界を見つめた真珠王」 (ミキモト

Amazonのカスタマーレビューから拝借)