私は何を知っているか?

Mark/まあく タイトルはミシェル・ド・モンテーニュ(1533~1592)の言葉 「Que sais-je?(私は何を知っているか?)」

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WAIS-IIIで測定したIQの結果/私は発達障害であるのか

精神が不健康であるというのは、生きていく上で大きなディスアドバンテージだとひしひし思う。自分の能力からしてロスタイムを考慮してもこれくらいはいけるはずだと調子のいい時に立てた計画が、気分が沈んでいる時には絶望的に見えて、恐ろしく何もできなくなってしまう。自分のやりたいこと、やるべきことが進んでいかない苦痛ったらない。精神的な不安定さは友人との関係にも影響し、付き合うのが面倒なので離れていく。 



思うところがあって前に受けたIQ検査の結果を見ようと思って、このことは既に書いていると思っていたのだけど勘違いだったようなので、検査結果の紙を引っ張りだしてきて書いている。当時、大学病院のこころの医療センター(精神科)に通っていて、双極性II型障害(躁鬱病)の診断は受けていた。広汎性発達障害の本や、アメリカ精神医学会の『DSM-4』を大学図書館に入れてもらって読んだりしていて、自分に思い当たることがいくつかあり、自分のことを知り問題を解決する何かヒントになるかもしれないと思い、テストを受けたいと主治医に頼んだのだった。検査結果のコピーに日付が入っていないが、確か2010年(25歳の時)の夏くらいに受けたものだ。



受けたのはウェクスラー成人知能検査(Wechsler Adult Intelligence Scale、略称WAIS)3版。

ウェクスラー式知能検査では、次の3つのIQを得ることができる:
言語性IQ
動作性IQ
合成得点による全検査IQ

IQの平均は100、標準偏差は15(平均より上下に分散)である。約3分の2程度の成人のIQはこの範囲(85〜115)に含まれる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E6%88%90%E4%BA%BA%E7%9F%A5%E8%83%BD%E6%A4%9C%E6%9F%BB


日本版は日本文化科学社が販売している。診療報酬点数がついているので(キットを持っている病院に限られるだろうが)精神科の診療として受けられると思う。


私の検査結果は以下の通り。
IQは
言語性(VIQ)120 動作性(PIQ)95 全検査(FIQ)110
群指数は
言語理解(VC)124 知覚統合(PO)101 作動記憶(WM)98 処理速度(PS)94

VIQとPIQの差、あるいは4つの群指数間の差を「ディスクレパンシー」といい、あまりにも大きい場合(15程度)は発達障害を疑ったり、特別な支援を検討する。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E8%83%BD%E6%8C%87%E6%95%B0

私のVIQとPIQの差は25ある。もっとも検査の数値だけを見て断定することはできなくて、発達障害者等もスペクトラム障害と呼ばれるように人によって様々な特徴を示すようなので、社会生活が送れているか等で総合的に判断しなければならないようである。医師の見立てでは、通常よりは数値のばらつきが大きく発達障害の傾向があると言えるけど、治療を必要とするほどではないのじゃないかと言われた程度で、それ以上の詳しい分析や解釈はしてもらえなかった。下に紹介した本を見れば少しはわかるかもしれないが、結局それっきりになったのだった。

素人の勝手な見立てだけど、あることをしたいと思って、頭で理解できているのに身体がついてこれなくてそのジレンマに苦しんだりするのはVIQとPIQの差で説明できたりするのだろうか?