私は何を知っているか?

Mark/まあく タイトルはミシェル・ド・モンテーニュ(1533~1592)の言葉 「Que sais-je?(私は何を知っているか?)」

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120812-17佐渡島キャンプ

夏の佐渡島セミナー。僕は大学に行く前の2006年、COSMOに在籍し、島に初めて渡った。美味しいものを食べ、呑んで*1、夜の静けさに浸り、会話を楽しんだ。5年の間をおいて、OBとして再び参加することになるとは当時は予期せぬことだったが、こうして続いていることはとても有り難いことだ。夏休みの絵日記に描いたような鮮やかな1ページ。



※facebookには実名付きの写真がガシガシ上がっているような時代ですが、プライヴェートな写真は別の場所に上げることとしここには個人的な記録を記しておきます。



ちなみに2006年の写真はこちら。

060826-30COSMO佐渡宿根木

prologue

前夜、名古屋を出発し、深夜のうちに中央道、長野道、上信越道経由で直江津まで。今回全員、食器寝袋その他諸々生活用品持参のガチキャンプと予告されていて、都会育ちの僕は大丈夫かしらという不安と、集団生活に馴染めるのかしらという不安を抱え、若干ナーバスになりながら集合場所に向かったのであった。というわけで夜が明けるまで写真はなし。

DAY1


梓川SAにて夜明け。名古屋は蒸し暑くて軽装で出てきたので朝方の気温の下がり具合にビビるも、さすがにそれは長野だからなのであった。

OB/OGはこのマイクロバスで、現役生は電車で向かい、直江津で合流となる。



直江津港から佐渡汽船のフェリーで佐渡島に渡る。直江津から佐渡小木港までは2時間40分。

船内の食堂で食べた岩のりラーメン。



出港後に寄ってくるカモメの群れは密かなアトラクション。


早くも天候の悪化が予想されたため、野営は中止となり避難小屋として確保していた民家に宿営することとなる。






30人近くの学生がせわしなく料理に取りかかる。チキンのスープが美味であった。班ごとに味付けが異なるのも面白く食べ比べ。現地で用意してもらった海の幸も素晴らしい。この夜の静けさ、暗さが堪らなく心地よく、集団調理に「再びここへ来たなー」という感慨。

DAY2

宿の近くもずっと海なのだけど、この日は海水浴などで宿根木へ。





宿根木集落の伝統的建築群を散策。


この鋭角な三角形に建てられた家の壁は微妙に湾曲していて船大工の技術で作られたそう。

軒下に飾り模様が入っているのもこの地区の特徴なんだとか。


そして海で泳いだり飛び込んだり思い思いに過ごす。







ちなみにこれらの水中写真はCanon IXY30Sを、防水ケースDiCAPacαに入れて撮影した。汎用形の防水ケースで透明度が高いビニルケース。水に沈めるのはなかなか勇気がいったが問題なく使うことが出来た。それ用のものも発売されているのであえてこれでする必要はないが、iPhoneを入れてケース越しに画面操作することもできた。

夜は泊まっている多田の集落でお祭り。佐渡は歴史的に能が盛んな土地なので海上薪能も見られた。

そして花火!真正面至近の素晴らしいポイント。ただでさえ、都会では味わえない真っ暗な空に満天の星空。その合間に身体に響くくらいの迫力とともに花火が見られるんだからこんな贅沢なことはない。合間に流れ星まで見えたときは周りからも歓声が上がった。田舎の花火大会は一発ずつにスポンサーがついていて、打ち上げごとにあか抜けないおっさんの声で名前やメッセージなどをアナウンスしていく。何発も連続で打ち上げるときなどは、玉の種類の連呼に観客の期待感も高まり一体感を演出してくれて盛り上がった。思わず声が出た。あの感動は残念だけど写真でもなかなか伝わるものではない。あれを生で見たら、並の花火は見られなくなるね。







DAY3



海の向こうに見えるのは本土か。


3日めにしてようやくキャンプ場でテントを張ることができた。



先生は海ベリのごつごつした石の上で寝ておられた。確かにそのまま寝てしまいたい気持ち良さ。

DAY4


翌朝はじりじりとした日射しにテントの中で寝ていられず、叩き起こされるように起きた。


いつも佐渡に来て地味に田舎で遊んでいるだけなので、この日は観光らしい観光もしておこうとあちこち見て回ることに。岩首集落の棚田を地元の人の案内で見学させてもらった。


佐渡の新名物にしようとしているというブリカツ丼を食す。

加茂湖から白雲台展望台へ。佐渡島のくびれの部分が一面に見渡せる。




加茂湖のほとりには佐渡空港の滑走路が見える。


トキの森公園で飼育されているトキを見学する。確かに綺麗で高貴さを感じさせる容姿だ。



この鳥も美しいじゃないか。(クロトキとは別。)

DAY5

出発日の朝は早く。ツバメも飛び交う。


帰りのフェリー船内車両デッキ。陸地への閉ざされた扉が開き一番に出る。




帰りは東海北陸自動車道経由で帰った。


有磯海SAで富山ブラックラーメンを食す。これは好みの味。



東海北陸自動車道は長大トンネルの連続する片側一車線の対面通行。「危険物積載車両は降りよ」という表示や、長い下り坂区間には乗り上げて止まるためのブレーキ故障車退避場所があったり、高速道路最高地点など道路構造的に興味深かった。


ひるがの高原SAでは高原冷やしラーメン。さっぱりしていてこれも良し。



楽しみにしていた佐渡金山が時間の都合で見られなくなるという残念なこともあったが、まあ大満足といっていい夏休みであった。


ここに挙げた意外の写真はこちら

*1:ちなみにこの時点で僕は成人している。