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私は何を知っているか?

Mark/まあく タイトルはミシェル・ド・モンテーニュ(1533~1592)の言葉 「Que sais-je?(私は何を知っているか?)」

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『アリス・イン・ワンダーランド』

映像作品

もうすぐロードショーが終わるアリスの映画をまた見てきた。前回名古屋の映画館でIMAX 3Dで見たので、2Dで良かったのだがもう3Dの上映しかやってなかったので仕方なく見る。都合両方式の3Dで見たので感想も比較して書いておこう。探せば映画に詳しい人がどこかで書いてるだろうからメモ程度に。

確かに、穴に落ちていくシーンとか物が飛んでくるシーンとか迫力あったんだけど、今日日それほどの驚きも感じなかった。この映画に限っての印象だけど2Dで十分かなと。というか3Dでやる必然性のある映画ってあるのかな。メガネが邪魔になってどうもね。

3D方式の違いメモ

  • IMAX 3D
    • 現在見られるのは日本で4館の109シネマズだけ
    • 一人2200円。レイトショー料金も学生料金もなかった。
    • 3Dメガネは比較的軽くて大きい
    • 特に暗さは気にならなかった
    • 顔を少しでも傾けると(目の高さが左右でずれると?)映像がダブって見える。
  • 普通の3D
    • 通常の料金+300円
    • 3DメガネはIMAXより重たくてきつめ。メガネ・オン・メガネは圧迫感。
    • スモークガラス越しのようになり若干暗い。
    • (スクリーンの大きさの違いもあるが)飛び出具合もIMAXに劣ったような。


アリスが不思議の国を冒険して(「アリスの不思議な国」by Lewis Caroll)から13年後。アリスは19歳、政略結婚させられそうになってパーティーの場から逃げ出す。そして再び白兎の後を追って穴の中へ。飲むと体が小さくなるDrink Me!な小瓶や、食べると大きくなるEat Me!なケーキ。

この映画、2回見に行ったくらいだから俺は気に入ったんだけど、どこがと言うとアニメーションで描かれた映像の美しさ、個性的なキャラクター、要所要所での台詞かな。何度も泣いてしまった。実際wonderlandでのストーリーはなんてことないんだよね。でか頭の赤の女王に支配された世界、住人たちは横暴を振るわれている。殺生を好まず優雅で平和を好む妹の白の女王に王権を渡すため、絵暦に書かれた救世主=アリスが伝説の剣を使って魔物ジャバウォッキーを退治しに現れるのを待つ、という。戦い自体はそれほどの盛り上がりはなく。

俺の一押しのキャラクターは、チェシャ猫。ずんぐり丸くてかわゆすなぁ。ぼわっと出てきてすっと消える。政治には興味ないよ、とふかしこんで消えちゃうくせに、イカレ帽子屋マッドハッターを助けにきたり、憎めないいいやつ。でもやっぱり「もうその帽子はいらないから私にくれ」とか言っちゃう。芋虫のアブソレムも良いね。「おまえはほとんどアリスじゃない hardly *** Alice」「ほとんどアリスだAlmost Alice」それから白の女王。(これもいい映画「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイなんだ。相変わらず人の顔が覚えられないので全くわからなかったのだけど)仕草や動きが可愛らしい。あれはCG?実写?全体的にもうこの映画は俺の目にはよくわからない。

「僕は頭がおかしくなっちゃったんだろうか」としょげるマッドハッターにアリスは、父から言われた言葉を繰り返す。「そうかもね。でも優秀な人は皆頭がおかしい All the best people are mad」

ジャバウォッキーが切られた後で、「愛されるよりも恐れられるほうがいい」と言っていた赤の女王が「首をはねろ! Off with his head!」と言ってももう誰も従わない。重臣も皆裏切ってしまうのね、残酷。溺愛していたハートのジャックと二人で繋がれて島流しの刑と白の女王に言われて、赤の女王は「ずっと一緒ね」と思うのに、ジャックにも殺されそうになる。赤の女王の下にいた部下は皆本心は女王のことを好きじゃなかったのにそれに気づかない、いや認めたくないのかな。とても哀れで可哀想。


「カラスと書き物机はなぜ似ている?」英語の言葉遊びが多いみたいで、よく理解できない台詞もあった。(英語でも意味不明な部分もあったりするみたいだけど)やっぱり原作読まないとダメだな。ということで早速手に入れたので読んでいこうと思う。

少し追記。結局この話は、特に何もしていない白の女王「お目めをパチパチしたらみんな言うことを聞いてくれる」が、王権をゲットするという話なのね。何て示唆的なの。かわいいは正義。やはりこれは赤の女王に感情移入して見るべきだ。そうして訪れた新しい王権の下では皆が喜んで女王の言うことを聞くのだろうか。本質的には同種の恐ろしさを秘めているように思う。

現実世界に戻ったアリス、その豊かな想像力で父から引き継いだビジネスも上手く行くのでしょう。そして統合失調症的なおば様に放った一言「王子様は来ないわ。精神科医に見てもらって。」、現実に向き合った態度とも思えるが、白の女王と赤の女王の隠喩に見えてきたのは考えすぎだろうか。