私は何を知っているか?

Mark/まあく タイトルはミシェル・ド・モンテーニュ(1533~1592)の言葉 「Que sais-je?(私は何を知っているか?)」

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新幹線の抑止に遭遇、N700系の異常時情報表示

先日名古屋に行く際に乗った東海道新幹線の車内で運転抑止に出くわした。4月8日木曜日の夜、新大阪から最終の一つ前ののぞみに乗った。新大阪22:00→京都22:15→名古屋22:50のダイヤ。順調に運転していた列車は京都駅の停車に備えて減速していた。通常通り駅到着のアナウンスが流れ乗客が降りる用意をして出口に立ち始める。するとATCにあたった様ないつもよりやや急な減速がかかり、ゆるゆると走っていた列車はやがて駅手前で止まってしまった。少しあって車掌からアナウンスがある。京都駅で不審者が線路に入ったため運転を見合わせている旨。ははぁ、さっきのアナウンスの裏で呼び出し音が鳴っていたが指令からの通告だったか。車掌は二度、三度、少し慌てた様子で繰り返す。

停止から5分ほどあってからか、車端の車内情報装置に先ほどの内容が赤字で流れ始めた。なるほど、異常時情報を指令所から割り込ませることができるのか。N700系から可能になったのかな?聴覚障害者への対応というのもあるが、これは全ての人にとって、結構地味だけど良いサービスかもしれないと思った。人が閉鎖的な空間でどうしようにも対処できないときに、情報が与えられた無いということに対してイライラする。大体にしてこういうイレギュラーな事態に落ち着いて的確にアナウンスできる車掌は多くない。無線やなんかで車掌のところには情報が入ってきていても、伝えるときに大事な情報が部分的に抜けてしまったり、日本語がおかしくなったり。だから直接こうやって乗客にわかるのは良い。


twitterを見ていたら、東京の方(JR東の駅?)では「東海道新幹線、不審者の確認で運転を見合わせ」と流れているらしく、新幹線を止めるほどの不審者とは何事、と書いている人がいた。なるほど、短い情報だけ見るとすわテロか、と思うかもしれないが、線路に入られたら止めざるを得ないよなあ。

線路に入った不審者を警察が捜索中だが見つからないらしい。線路に人が入っちゃったら今度は警察官も全員出るのが確認されるまで運転再開できないからこれは長くなるかもなーと予想。だがしばらくあって動き出し、京都に停車。名古屋には定刻より約25分ほどの遅れで到着した。



この輸送障害、最終的にこういうニュースになっていた。

京都駅新幹線の線路に立ち入り
一時運転見合わせ

 8日午後10時ごろ、京都市下京区のJR京都駅で、何者かが新幹線ホームから線路に降りたため、JR東海が110番通報した。七条署などが新幹線特例法違反(線路内への立ち入り)の疑いで行方を探している。

 同署によると、リュックサックを背負いフードをかぶった男が複数の監視カメラに写っており、東京方面に約1・7キロ歩き、東山トンネル前で線路の外に出たという。JR東海によると、米原−新大阪駅間の上下線で約30分間運転を見合わせ、計10本が遅れ約4600人に影響が出た。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100409000026&genre=C1&area=K00